ふわふわ・さくさく・うまうま個人記録になっちゃいますが、
宜しければお付き合いくださいませ。
雅楽の終った後、先を急いだのは、
近くの東京国立近代美術館でやっていた、
東山魁夷展を観るためでした。
まずは、お昼ご飯です。
この美術館がある辺りは、
食べるところも施設に併設されているところしか思い浮かばす、
迷わずレストランに行ったのですが、混雑していてかなり待ちそうだったので、
その横の売店で、コーヒーとカツサンドを買って済ませることにしました。
幸い、テーブルクロスの掛かっているテラス席が空いたので、
さっき出てきた皇居のほうを眺めながらの食事です。
暖かい昼下がりなら、心地良かったんだろうなぁ・・。
街路樹の桜も葉桜で、空も薄曇。
でも、それが、思ってもみなかったことに、
東山魁夷の描く、どことなくスモーキーな画風としっくり合っていて、
もしかしたら、ものすごく久しぶりかもしれず、
子どもの頃以来かもしれない日本画家の展覧会に、
すっ〜と惹きこまれていきました。
作品は、どれも、穏やかで静けさが漂っていて、
暗いとも言える色を使っているのに、
暗さがちっとも伝わってこない、不思議な感覚、
東山魁夷の絵からはそんな印象を受けました。
後で、パンフレットを見ると、深い静けさに漂う清新な叙情と、
作品全般のことが説明されていました。
そう、簡単に言えば、馴染みやすいとでも言うのでしょうか、
西洋絵画を見るのとは違って、絵の主張の仕方がどこか優しい感じです。
今まで知らなかったのに、どこか懐かしい感じです。
どこかで観たことがある、そう思った絵もありましたが、
やっぱり見ていたんですね。
ただし印刷されたものを、ですが。
実家のある香川に、香川県立東山魁夷せとうち美術館という所があって、
そこに行った母からのお土産の中で見ていたことに気づきました。
遠回りになってしまいましたが、
香川に行った時に観る機会を持てたらと思います。
ただ、香川の美術館は常設ですが、
今回の展覧会は、生誕100年なのが節目になっているようです。
その中身ですが、
代表的な作品101点と、スケッチ・習作53点が出展されていて、
過去最大の回顧展ということですので、
絵のお好きな方は、どうぞ、足をお運びくださいませ。
唐招提寺御影堂の障壁画からもいくつか出展されています。
個人的に面白かったのは、同じ構図のスケッチ→習作→作品と、
見比べながら楽しむこともできたことです。
水面に沈む石も、たとえ水面からは見えなくても
確かな存在として描かれていて、すごいなぁと思いました。
でも、別の簡略化された絵では、
そこにどんなものが隠しこまれているのか観るのではなく、
やんわり何かをたしなめられているように、素直にボッ〜としてしまいます。
気持ちが優しくなる絵っていいですね。
それで、素人が何をか言わんの記事でしたが、
もともと東山魁夷が好きな方や、興味をお持ちの方には、
こちらの芸術新潮5月号をご覧くださいませ。
私もちょっぴり気になってます。