お久しぶりです。
今ごろになりましたが、変てこなレビューと、
また何か言ってるよみたいなこと書きました。
お時間があればお付き合いくださいませ。
リーダー(監督)の号令がかかって男の子たちがやってくる。
今日はどんな遊びなんだろうと。
なんてったって今日は特別、
こんな豪華なメンバーが揃うなんてお祭りのようだ。
もちろん頭を飾るのは、ソン・ガンホ。
とぼけた表情でみんなを振り回すのはベテランの醍醐味だ。
軸になっても笑いはきっちりとっていく、流石としか言いようがない。
それに絡むのがチョン・ウソン、ひとことで格好いい!
男の子が夢見るクールな西部劇の主人公からはあらゆる無駄がそぎ落とされ、
主人公という役周りを外れても最後までクールさ格好良さは健在。
ここにもう1人絡んでくるのがイ・ビョンホン、
プライドが高い馬賊のボスという設定。
リーダーはどうもビョンホンにはナルシスト傾向が高い役を当てはめがちで、
いつも脱いじゃえよ〜とまで消しかける。
そして奈落に落とす。
指を落とすことでプライドを損なわせるところも同じだ。
ふたりは仲良しに見えるのにどうして痛いところを発揮させるのか・・
その痛みがかえってビョンホンの魅力を増幅させるのだから、
さすがリーダーといったところなんだろうか。
うん、きっとそうだ。
リーダーの指揮下、どんな表情も冴えわたっている。
思えば他の2人もそれぞれの特性をいかんなく発揮している。
あて書きと思っちゃいけないんだよね。
俳優冥利、ファン冥利なんだから。
さて、筋書きは、狙う者がいるのに、
たまたまガンホが手にした一枚の地図を巡って始る
三つ巴ならぬ五つ巴の追いかけっこ。
男の子はなんて追いかけっこと宝探しが好きなんだろう。
先に地図を略奪するはずだったビョンホンは
(一度プライドを挫かれた相手に2度までも)
顔をつぶされて怒り心頭。
男を立てるための追いかけっこは本人の必然、従って容赦なし。
そのイビョンホンを追う賞金稼ぎのウソンは、
したたかでしぶといガンホと行動を共にすることになるが、
そりゃ〜逃げられるよという状況下で逃げられ、
別途、参戦。参加するのに意義があるのだ。
格好いい彼が日本軍に一矢を報いるのは、
仕方ない、韓国映画だもん。(笑)
それに対して、ガンホは周りがどうだろうと構ったこっちゃない、
しぶとく宝を探すだけだ。
群れをなして追ってくる人が後をたたないけど
煙にまくのは得意中の得意。
五つ巴の追いかけっこで一番の名乗りをあげる。
でも、それが勝ち名乗りにならないのが世の常。
ウソン、ビョンホンと真打登場、三人のタイマン勝負だ。
ここで破れかぶれのビョンホンの純情さが痛ましく伝わってくる。
相手には取るに足らないことでも。
本人にとっては堪らないことってあるんだ。
韓国の高校生じゃなくても、ここはキュンとしてしまう。
そして、ゴビ砂漠をバキュンバキュン言わせた派手な追いかけっこは一転、
リーダーのアイロニカルかつシュールな場締めに入る。
リーダーの美学炸裂・・
ただどうせなら日本版もガンホが鉄板男だったことを観せて欲しかった。
そのせこさに比べて、
真っ当に対決して馬鹿をみることになったビョンホンの悔しさが際立つから。 
たとえ散ろうとどうなろうと役どころは真っ当してこそ。
親切めかしたカットは誰に対しても冒涜に思えるんだけど・・
世間にはいろいろな考えの方がいらっしゃるから難しい。
で、後から思うと、リーダー、
宝はどうでも良かったのか肩透かししたかったのか、
肩透かしだったんだろうなあと、お人が悪いようで。(爆)
生き抜いてこその結末。
プライドとしたたかさは決着がついた。
次の決着はというところでジ・エンド。
余韻のバランスがいい。
よくスポーツの試合のことを筋書きのないドラマというけど、
このドラマのない筋書きをどう楽しむのかは観るものの心意気いかん。
でも難しく言う必要はない。
痛快だったらいいんだもん。
変てこな設定だって遊び心ととらえるか、白んでしまうかは自由だ。
なんにしても、男の子たちは概ねこんな遊びが好き。
女の子たちも、大好きな子の一挙手一道をわくわく見つめ、
最後まで参加気分で見守っている。
そして、いい時間が過ごせたとお家に帰る。
楽しければそれでいい。
楽しい時間ほど心ほどける時はないのだから。
ムチャクチャでいいのだ。(笑)

ビョンホンシの初めての悪役チャンイ。
このチャンイのキャラクターがかなり好きです。
思えば「甘い人生」といい「夏物語」といい
主人公のメンタリティーが表わされにくい、または伝わりにくい作品が続き
物足りなく思っていたのかもしれません。
これはヒューマニティ溢れるお話がもともと好きだったからかなあ。
実に個人的な好みです。(←反論無用と訴えてる・笑)
でも、ビョンホンシもメンタリティは盛り込みたいほうじゃないかなと。
まあ、あくまでも勝手な思いこみですが、
その証拠に、「アイカムウィズザレイン」や「GIジョー」では、
ちょっと盛っちゃったかなと思わなくもなく、 ←おいおい
好きだと上げる作品においても内的側面が強いように思えますので、
今後の作品で未開のひきだしを見せつけて欲しいと思います。
内面が繊細に揺れる役が激希望です。
埋没しそうな平凡さの中に凄みを感じさせる役っていうのも観たいなあ。
某監督さんじゃないけど、
しわやしみやたるみなどの老化三兄弟が生きてくる役者さんってダメかしら。
今後の楽しみに時間を預けておきたいと思います。
ただ、体を作る役どころも今だからこそですね。
今も楽しまなくては。
チャンイに、会えたらもう一回くらい会っておきたいです。